ジェネレーションギャップを感じやすい時、それは音楽を聴いている時。今好きな音楽ではなく、一緒に聞いていて懐かしいね、と会話になった時の相手との差。「これ、お父さんがいつも聞いてたの、懐かしい」「僕の高校の頃の曲だ、懐かしい」当事者としての懐かしさ、親が青春を噛みしめながら度々聞く事で感じる懐かしさ。音楽に接する当事者感の違いで強くジェネレーションギャップを感じるものです。ノリの良い音楽の場合、踊り方すら変わってしまう。

 

カバーしている曲の場合は、よりジェネレーションギャップは重症になります。オリジナルを聞いて育った世代と、何度もカバーされつつ今また大きなヒットとなった曲は時の流れの残酷さを感じる事すらあります。例えば「亜麻色の髪の乙女」は親の若かりし頃のヒット曲だが、自分の青春時代にもヒットした曲。暫くはそれがカバー曲だとすら知らずに過ごし、知った直後は親とのジェネレーションギャップを感じるものだが、暫く経つと自分より若い世代からはカバーであった事すら知らない「無知」によるギャップを覚える。楽しい音楽から発生するジェネレーションギャップは普遍的なノリと切なさが入り混じる。